金賞 会津工場(只見) 独自の鋳物工法で急伸

2019/03/14 16:45

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独自の鋳物工法で自動車部品などの製造に励む社員
独自の鋳物工法で自動車部品などの製造に励む社員

自動車関連鋳物部品の製造が全体の九割を占める。高精度で大量生産が可能な独自の「Hプロセス工法」により、売り上げを伸ばしている。


 会津工場の代名詞となったHプロセス工法には、これまでの鋳物工法ではまねできない品質の高さがある。溶かした鉄を特殊な砂の砂型に流し込むことなどにより、細かな形状の製作が可能となった。従来、鋳物の厚さは最低四ミリとされてきたが、その半分の二ミリまで薄くできる。他の工法に比べ寸法のばらつきが格段に少ないという。


 特殊な砂は高価で、製造コストは安いとは言えない。このため、部品の設計段階からメーカーに独自の工法の強みをアピールし、理解を得ている。二〇〇〇(平成十二)年に約四億円だった売り上げは現在、二十億円近くに伸びた。


 鋳物で新たな分野にも挑戦している。アウトドアメーカーと提携し、ダッチオーブンなど屋外用の調理器具の製造に力を入れ、今では十数種類を手掛ける。


 スローガンは「会津から世界を目指す」。高い技術を生かし、海外事業所の設置も視野に入れている。鈴木直記社長(57)は「自動車部品をメインに、新分野の可能性を追求していく」と意欲を見せている。


■メモ

▽設  立=1977(昭和52)年10月

▽社  長=鈴木直記

▽従業員数=115人

▽住  所=只見町二軒在家字上タモ721の1

▽電話番号=0241(86)2553