建立の記念碑完成 松平親保さん「義」の文字揮毫

2019/05/15 12:18

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完成した記念碑
完成した記念碑

 会津藩出身者らの農業開拓団が米国カリフォルニア州に渡り、入植地「若松コロニー」を築いてから今年で百五十周年になるのに合わせ、会津若松市のおけい顕彰会などによる訪米団実行委員会が現地に建立する記念碑が十四日、完成した。

 訪米団長を務める会津松平家十四代当主松平保久(もりひさ)さんの長男親保(ちかもり)さんが会津藩士の精神を示す「義」の文字を揮毫(きごう)した。裏面には藩の旗印「會」が彫られた。

 会津産の名石「磐梯石」を使用し、会津若松市のアートマイスター石彩工房トライが制作を担った。磐梯石は磐梯山東側で採れる安山岩で、会津藩祖・保科正之公や会津松平家歴代藩主の墓所にも使われている。

 記念碑は台座を含め高さ約一・五メートルの予定。若松コロニー跡地に空路で運び、六月八日に除幕する。訪米団実行委員会の渡部毅委員長(おけい顕彰会長)は「現地に記念碑が建つ意義は大きい。百五十周年にふさわしい碑が完成した」と無事の除幕を願っている。

 訪米団は、親保さんはじめ三十四人。六月八、九の両日、現地で催される百五十周年の記念行事に参加する。除幕式に臨むほか、日本人女性初の農業移民として渡米したとされる会津若松市出身の開拓団の一人「おけい」を題材にした合唱曲「おけいの子守唄」などを披露する。