東京と直通特急を 全面復旧時、国に要請 常磐線

2019/06/12 08:11

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石井国交相に要望書を手渡す門馬会長(右から6人目)ら
石井国交相に要望書を手渡す門馬会長(右から6人目)ら

 東京電力福島第一原発事故で一部区間が不通となっているJR常磐線の全面再開に向け、福島県鉄道活性化対策協議会(会長・内堀雅雄知事)と沿線市町村でつくる常磐線活性化対策協議会(会長・門馬和夫南相馬市長)は十一日、国土交通省に対し、全線開通時の浜通りと東京都内を直通で結ぶ特急列車の運行再開を要請した。

 観光客誘致や住民の利便性向上をはじめ、福島・国際研究産業都市(イノベーション・コースト)構想の研究者や視察者らの需要に対応する狙い。道路との立体交差などによる高速化や線形改良も求めた。

 国交省で鈴木正晃副知事や門馬市長らが石井啓一国交相に要望書を手渡した。石井国交相は「一日も早い全線開通を目指す。復興状況や地元の声を踏まえてダイヤを検討するようJRを指導していく」と述べた。沿線自治体の首長や議長、商工団体の代表者らが一緒に訪れた。JR東日本水戸支社にも要望し、Jヴィレッジ駅の常設化なども求めた。

 常磐線は浪江-富岡駅間で復旧工事が続く。JR東日本は二〇二〇(令和二)年三月末までの全線開通を目指している。東日本大震災前は都内から仙台まで直通の特急を運行していた。