東京パラ聖火 全都道府県で採火式 再利用プラで表彰台製作

2019/06/12 10:21

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 二〇二〇年東京五輪・パラリンピック組織委員会は十一日、東京都内で理事会を開き、パラリンピックの聖火リレーについて、福島県を含む全四十七都道府県で聖火の採火式を実施することを報告した。また使用済みプラスチックを再利用して大会時の表彰台を作る計画の概要も発表された。十九日から流通大手イオンの全国の店舗で回収を始める。

 パラの聖火リレーでは各地で採火と東京へ聖火を送り出す式典などの「聖火フェスティバル」を実施する。福島県など各都道府県が組織委の協力要請に応じた。パラの競技会場がない四十三道府県は来年八月十三日から十七日、会場のある東京、埼玉、千葉、静岡は十八日から二十一日まで式典に加えてリレーも行う。二十一日に東京で各地の聖火を一つに集め、二十五日の開会式まで都内をリレーする。

 大会発祥の地、ストーク・マンデビル(英国)でも採火式が行われる。リレーは原則として初対面の三人が一組になって走る。共生社会の理念を体現する狙いがある。

 表彰台の計画は持続可能性に配慮した取り組みの一環として、組織委は今月末に大阪で開かれる二十カ国・地域首脳会議(G20サミット)でも展示ブースを設けてPRする。国際オリンピック委員会(IOC)最高位協賛社、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)が協力し、同社が回収した海洋投棄プラスチックも活用。骨組みには聖火リレーのトーチと同様、東日本大震災の被災地の仮設住宅で使われたアルミサッシの廃材を利用することも検討している。

 デザインは大会エンブレム作者の野老(ところ)朝雄さんが担当し、来年六月ごろに披露する見通し。約百セットを用意し、大会後は全国の学校やスポーツ施設などで再利用する方針。

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 県は東京パラリンピック聖火リレーの県内での採火式について、県民がどのように関われるかを含めて内容を検討する。採火の方法や東京に火を送り出す際のセレモニーなどの詳細を今後詰める。