集配車で放射線量測定 相双5市町村 日本郵便東北支社

2019/07/12 08:09

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関係者に見守られ出発する郵便集配車両
関係者に見守られ出発する郵便集配車両

 日本郵便東北支社は十一日、県との包括連携協定に基づき放射線量測定器を搭載した郵便集配車両による空間放射線量モニタリングを始めた。地域をくまなく移動する集配車両の特性を生かし、きめ細かなデータの提供に役立てる。

 モニタリングの対象は相双地方の南相馬、楢葉、富岡、浪江、飯舘の五市町村で、計五台を運用する。助手席に設置した測定器が業務走行中に取得したデータを、県が委託した分析機関の日本原子力研究開発機構(JAEA)に自動送信する。データの分析結果は県のホームページで二カ月に一回程度公表する予定。

 同日、南相馬市原町区の原町郵便局で出発式が行われた。古屋正昭東北支社長、成田良洋県危機管理部長があいさつし、テープカットして運用を開始した。出発する車両を出席者が見送った。

 成田部長は「配送車両を使えば、細かい道などの線量も把握できる。安全安心な場所だと示す裏付けになる」と話した。

 日本郵便と県は昨年二月に包括連携協定を結んだ。県は既にバス会社などと連携し、同様の測定をしている。