体内から銃弾1発 須賀川銃撃殺人 頭頂部撃たれる

2021/02/25 08:41

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 須賀川市陣場町の中古車販売店で経営者が射殺された事件で、殺害された佐久間剛さん(37)は頭頂部を撃たれ、体内から銃弾一発が見つかったことが二十四日、須賀川署の捜査本部の調べで分かった。捜査本部は銃弾の性質などを分析して凶器の特定を急ぐ。複数回発砲された可能性もあり、容疑者につながる遺留品が他にないか、店内を詳しく調べている。

 捜査関係者によると、銃弾は頭頂部から撃ち込まれ、体内にとどまっていたという。店舗前駐車場に血痕はなく、佐久間さんはガレージ内で何者かに銃撃されたとみられる。司法解剖の結果、遺体には数カ所傷が確認されているが、頭の傷のほかに致命傷になる傷はないという。捜査本部は佐久間さんが襲われた際の状況や経緯を引き続き調べている。

 捜査本部のこれまでの調べでは、佐久間さんに衣服の乱れや争った形跡はなく、店内から無くなった金品なども確認されていない。捜査本部は金銭などを狙った犯行の可能性は低いとみており、佐久間さんが何らかのトラブルに巻き込まれていたかどうかについても調べている。

 捜査本部は佐久間さんを襲った人物が凶器を持って逃走したとみており、周辺での聞き込み捜査や防犯カメラの映像の収集、解析を続けている。


■児童生徒の登校見守り 県警本部須賀川署銃撃殺人事件受け

 県警本部と須賀川署は事件発生後、初めての平日を迎えた二十四日、須賀川市内の小中学校や高校の通学路で登校時のパトロール活動を展開した。犯人が凶器を持って逃走したとみられる中、児童生徒は警察官や教職員に見守られて登校した。

 このうち現場近くの西袋一小では署員や教職員が校門の前に立ち、児童を出迎えた。保護者と手をつなぎ、学校に向かう子どももいた。ある母親は「身近な地域で事件が起き、心配している。子どもも怖がっている」と話した。

 この日は警察官約二十人がパトカー約十台で警戒に当たり、市中心部を巡回した。警戒は登下校時間帯を中心に当面、続ける方針。